講習の目的と考え方
左官講習会の目的と考え方を紹介します。
初めはほとんどわからないところから、回数を重ねるごとにだんだんと理解できるようになると考えます。左官の技術を探求して、技術を自分のものにして仕事や後進の育成にも役立てていただければとお思っています。
仲間作りも、最初は人見知りしてしまうかもしれません。自分の地元に近い人に声を掛けてみてください。少しづつ輪が広がると思います。
初期【参加回数 1~3回】
- 基本を学ぶ
手順をしっかりと覚えてもらいます
墨打ち>のれん>ヒゲコ>大直し>中塗り - 真っすぐに塗る練習
これができないと伝統の仕事ができませんので、しっかりと練習してください
スタッフが様子を見て指導します。
疑問は近くのスタッフに声を掛けて教えてもらうようにするといいでしょう。 - 仲間を作る
是非仲間を作ってください
仕事の悩みや技術をお互い共有できり、仲間作りは仕事にも役立つと思います。
中期【参加回数 4回以上】
- 遣りたい仕上げにどんどんと挑戦する
- 教えてもらったこと、学んだことを伝える勉強をする
学んだことを伝えることで、身に付くと考えます - 教える
教えることで、技術の再確認ができ、自分のものになってきます
地元でどんどんと小さな講習会をしてみてください - 仲間との絆を深めていく
日本中に仲間を作って、輪を広げていってください。
後期【役員をする】
学ぶことには終わりはないのですが、受講回数を重ねてきたら、ぜひ考える会をサポートしてもらえると最高です!
役員になって、御世話役という立場から学びを深めてください。
- 左官の請負の訓練
- 材料の計算
- ホテルの手配
- 現場責任者の立場になり、請負を無事に終わらせるために必要なノウハウを経験する
突いたり引いたり、仕事では「削減・追加」ができないと大赤字です。
スタッフは現場責任者の立場を経験でき、請負を終わらせることの大切さを経験してもらえると思います。いかに受講者の期待に応えて、満足して帰ってもらえるか、考えてみてください。
会員の考え方
一度でも講習会に参加すれば、正会員として登録されます。
毎年講習会に参加せずとも、申し出があるまで、抹消はしていません。ぜひ辞めると思わず席を置いておいてくれると嬉しいです。
年会費は、講習会に参加する年だけ納めてもらえれば結構です。会費の強制はありませんし、来たいときに来てもらえれば大丈夫です。