令和6年5/25(土)~26(日)に、京都パルスプラザにて左官講習会を開催しました。
今回の受講者は、31都道府県から144名、海外(韓国・アメリカ)から2名、合計146名の参加がありました。さらに設計士や建築を志している学生の方々にも多数お越しいただきました。左官仕上げに理解と興味を持っていただけることを目的に、左官でない方には自由に見学をしてもらっています。
例年通り、一日目は土中塗りの基本を学ぶ内容で、しっかりとチリ廻りから実習し、京都の土を使っての中塗り実習となりました。京都の土に苦戦しながらも熱心に練習をしている職人さんらの熱気と、鏝を走らせる音が会場に響いていました。
夜の懇親会には、久住有生氏にゲストでお越しいただき、映像を交えて講演をしていただきました。
お忙しい中、駆け付けてくださった同氏に厚く御礼申し上げます。
二日目は仕上げの講習で、稲荷山の大津磨きを行いました。
また高度な技術が必要な「水捏ね」仕上げと大津磨きのデモストレーションがあり、受講者の真剣なまなざしが集中していました。
また、京都の歴代の仕上げの展示もあり、仕上げの肌や技術を堪能できました。
今回の講習会の準備や当日の段取りに、京都左官組合連合会青年部の皆さまに大変お世話になりました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
様々な伝統の仕上げには、中塗りがまっすぐ塗れることが必須です。まずは中塗りの技術をしっかりと身につけて、高度な仕上げに挑戦してほしいと願っています。
毎年、講習会には準/賛助会員さまの参加もいただき、盛り上げていただきました。毎回閉会時には「くじ引き大会」を行い、大変盛り上がるのですが、その景品を多数ご提供いただきました。
改めまして準/賛助会員さまにお礼申し上げます。
【出展の皆さま】(左から参加受付順)
コメント